相続登記の費用をなるべく安く抑えたいのであれば、自分で手続きを行うとよいでしょう。ただし自分で手続きを行う場合には何らかのミスが発生する可能性があります。司法書士に依頼すると3万円から7万円の費用が必要になりますが、ミスなく確実に手続きを行ってくれるので安心です。相続人の調査や戸籍の取り寄せ、遺産分割協議書の作成なども任せると7万円から15万円ほどの費用が発生します。

時間に余裕がない場合や自分で手続きを行うのが不安な場合は、一定の費用を支払ってプロに任せるのが効率的です。プロに調査を依頼すると、固定資産税の納税通知書に記載されていない物件や共有持分が見つかることがあります。また古い抵当権などが残っている場合もあり、早めに抹消手続きを行えば権利関係が複雑化するのを防げます。手続きから漏れた物件については改めて相続登記を行わなければなりません。

物件の数が多いほど手続きもれが起きやすくなり、手続きの負担も重くなるので注意が必要です。相続登記には登録免許税と各種書類の取得費用がかかります。司法書士に依頼しない場合は報酬分が安くなりますが、ミスが発生する可能性が存在します。戸籍謄本の収集などある程度の書類を自ら集めて、残りの収集を司法書士に依頼すると出費を抑えることができます。

相続登記は自分で行うのが基本ですが、時間がなかったりミスを防ぐためプロに依頼するのが一般的です。出費を減らすには、どの程度まで手続きを任せるのかを検討した上で司法書士に相談するとよいでしょう。

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